「鹿児島の磨崖仏を全部網羅したガイドブックを作ろう!」というところから始まったプロジェクト「鹿児島磨崖仏巡礼」。前回「総まとめ」を行い一区切りとしましたが、この度、日本の岩石信仰研究の第一人者、吉川宗明さんをお呼びして、新たな視点から鹿児島の磨崖仏を見直してみたいと思います。磨崖仏の世界をともに楽しみましょう!
鹿児島磨崖仏巡礼vol.5 —岩石信仰と磨崖仏—
日時 2022年12月18日(日)14:00〜16:30
会場 レトロフトMuseo (〒892-0821 鹿児島市名山町2-1 レトロフト千歳ビル2F)
<鹿児島市電>朝日通り電停より徒歩2分
※会場には駐車場がありません。
要申込:定員15名
参加料:1500円
申込方法:↓こちらのフォームより申し込み下さい。定員に達し次第受付を終了します。
https://forms.gle/FxmVbQMqEjahFQy89
<特別基調講演> 吉川宗明氏
「岩石信仰の歴史を、旧石器時代から現代まで」(約1時間)
岩をまつり、石でまつったという岩石信仰。いつ始まったのかもわかりませんが、今も見かける現象です。
時代別に、その時代を特徴づける遺跡や場所、文献を一気に紹介します。岩石信仰の世界の輪郭を知るだけでなく、数々の論点について皆さんと一緒に考える時間にしたいです。
吉川 宗明(よしかわ むねあき)
1983年、三重県四日市市生まれ。2005年、立命館大学文学部日本史学専攻考古学コース卒業。在野研究者。現在、日本宗教民俗学会会員、文化地質研究会会員。
主著『岩石を信仰していた日本人』(2011年)
ホームページ「石神・磐座・磐境・奇岩・巨石と呼ばれるものの研究」https://www.megalithmury.com/
「鹿児島磨崖仏巡礼」では、2020年からこれまでに4回の報告会を行い、磨崖仏を読み解くための基礎知識となる講演とともに、県内の磨崖仏を紹介してきました。
また現在確認されている県内の61の磨崖仏をマップにまとめ、特にその中でも注目の10の磨崖仏を紹介したパンフレット「鹿児島の磨崖仏」を2022年2月に製作し、一部で配布しました。
しかしこうしてまとめてみても、なぜ人々は磨崖仏を製作したのか、磨崖仏に何を託したのか謎は深まるばかりです。吉川宗明さんのお話で、その謎を解く糸口が見つかるのではないかと私たちも期待しています。
当日は、吉川さんによる特別基調講演の後、初めて参加する方にもわかりやすいように鹿児島の磨崖仏について概括的に紹介しつつ、磨崖仏を巡って3人で楽しくフリートークをしたいと思います。なお、当日は当該パンフレットを配布いたします。
↓チラシです。